震災後円高になった理由のリパトリエーションとは?
先日の震災直後、為替は円高に振れました。
これを疑問に思った方も多いはずです。
地震の被害を被った日本で経済が落ち込むのは目に見えているのに、なぜ円安ではなく円高に向かったのでしょうか。
震災の後、日本の保険会社は巨額の保険金支払いに対応するため、海外資産を売却して円を大量に手元に戻しました。
巨額の外貨を円に戻す(円転)ということは、円が大量に買われたということです。
結果、円の価値が上がり円高となりました。
また、保険関連以外の企業でも円転が行われましたが、これは大きな震災が起こったので企業側が投資リスクを軽減しようと動いた結果です。
このように、企業や投資家が海外資産を売って自国の通貨を買い戻すことを「リパトリエーション」と言います。
今回の震災では有事対応としてのリパトリエーションでしたが、外国人投資家が決算の為に「リパトリ」を行うことも多いです。
投資家が外国資産を買っていた場合、決算の際に一度自国の通貨に資産を戻さなければならず、その際に為替の値動きが起こります。
決算の時期はあらかじめ決まっているので、その時期の為替動向を注視してみると良いでしょう。
FXやCFDなど為替を利用した資本運用を行う上で、「リパトリ」は是非覚えておきたい言葉です。
今回の震災による円高は、日本側の「リパトリ」を見越して、外国人投資家が円を買ったのも大きな要因と言われています。
投資をする以上、常に様々なファンダメンタルに敏感に反応する必要が求められます。
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